エピソード3「最後のカート」
みんな、毎度!
わいや、板谷工業の社長、板谷ですわ!
今回はテンション高めにスタートしてみました、タイトルにもあるようになんと今回カートシリーズが終わりを迎えることになりました。
もう鈴木君に会わなくていい、訳の分からない依頼をされることがない、それがこのハイテンションの理由でございます。
では、無茶ぶりから始まったカートが最後どうなったのかご覧ください。
プロトタイプを試作しろという無茶ぶりを華麗にスルーしてやろうと思っていたのですが、なんか突然来て「やってないんすかっ!」的な態度を取られても腹が立つので少しだけ動いてみることにした。
私
もしもし、松上さん。板谷です、ちょっと無茶なお願いがあるんじゃけど。
カートとゴミみたいなプラスチックの試作品持っていくから何とか形にしてもらえんかね?
松上
え?なんのことです?ちょっとわかんないんですが??
私
じゃろ?わしも分からん。とりあえずいったんやってみようや。後で行くわ~。
この松上とはいただに工業のスーパークリエイティブヨーセツプリンスである。
ヨーセツの事で彼に相談してうまくいかなかったことはない。
こんなしょうもない依頼に、彼の力を借りることを少しもためらわなかった私も少しおかしくなってきているのでないかとも思ったが、何とか頑張ってもらいたい。
ということで、鈴木君にも連絡し二人を引き合わせて作業を進めてもらうことにした。
二人で仲良く打ち合わせをしているが、この鈴木君の顔を見てもらいたい。
これが他社の大人に無茶なお願いをする若者の顔だろうか?だんだんと憎しみが込み上げてきたその時だった。
松上
スベテリカイシタ。ワタシニマカセナサイ。マツガミヤリマス。
スズキ
え?松上さん?どうしたんです?大丈夫です??
ありがとうございます。C-3PM(マツガミ)が降臨しました。こうなったら完成まで早いでしょう。それがC-3PM(マツガミ)です。
ということで早速ですが、見ていただきたい。
C-3PM(マツガミ)が降臨したのでサクッと出来たようにみえるが本当はかなり苦労して作り上げた試作機である。
塗装やフィルムなどを貼っていないが何とか形になっている。
流石スーパークリエイティブヨーセツプリンスである。
スズキ
す、す、素敵やん!わい、こんな感じになるとおもてへんかったで。おおきに。
C-3PM
(マツガミ)
ドウイタシマシテ。
私
いい感じに出来てるねー。これで一回走行テストして、問題なければフィルムか塗装すれば見た目はかなり変わりそうじゃね。
スズキ
しゃ、しゃ、社長!ほんまおおきに、わい、感動やわ。
この時ばかりは生意気な鈴木君も感動してくれているようだ。
納品した時にクライアントに喜んでもらえるのは、モノづくりをしていて楽しい瞬間でもある、この感動をたくさんの人に伝えるのもいただに工業の使命である。
と、いうことで早速走行テストを実施することにした。
私
いやー、鈴木君。やっと試走できるまでになったね。
スズキ
本当そうですね、これも社長とC-3PM(マツガミ)のおかげです。ありがとうございます!
私
最初は何を無茶苦茶言ってるのかと思ったけど、今日の日を迎えると感慨深いね。
スズキ
本当そうですね!それじゃ、早速走らせてみますか!僕カートの運転怖いんでうちの会社の人にお願いしますね。
私
・・・・・・・・。
こういうところが鈴木である。
カートを走らせてみた、その時の動画がこちら。
私
おお、何とか大丈夫そうだね。次はもっとスピード出してみて実際のコースで走らせてみよう!
スズキ
いいですね!ってか完璧ですよこれ!
そう浮かれていた時に私は鈴木の恐ろしさは知ることになった。
カート場の
管理人
すいませーん。これなんですか??
スズキ
改造したカートですよ!カッコいいでしょ!
カート場の
管理人
あー・・・。なんか言いずらいんですけど・・・。
スズキ
いいっすよ!言ってください「かっこいいね!」って!SAY!
カート場の
管理人
いやー、安全上の理由でこういうのちょっとカート場走れないんですよね・・・。
私
えっ?こういうことやっていいか確認してないの?
スズキ
・・・・。
カート場の
管理人
ぶつかって怪我の恐れもあるのでご理解ください。
スズキ
コレニテシュウリョウシマス。
ということで、カート場からダメ出しを食らってしまいあえなく終了となってしまいました。
鈴木君の詰めの甘さは見てもらった通りなんですが、正直言うとなんだかんだと楽しい時間を提供してもらいました。
やはり「挑戦する」ことって素晴らしい。
この「くだらないコンテンツ」を読んでいただいたあなた、機会があれば一緒に何か挑戦しましょう!
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最後に:
なんだかんだ仲良くなりました(笑)